鮮度のよいしらすは形が大きくカーブします。そしてもう1つしらすの鮮度がわかるのが、実は「泡」なんです。
紀伊水道に面した田辺湾は古くから漁業が盛ん。とりわけ稚魚の生育に適した磯間は昔ながらの「引き寄せ網漁」を用いたしらす漁を守り続ける希少な港です。
2隻の舟で広げた網を少しずつ絞り、丁寧にしらすを引き上げる伝統漁法は、そのほとんどが人力。当然漁獲量も限られるため、全国的にも見られなくなりました。けれど、小さなしらすの体を痛めることのない繊細な漁技は驚くほどのおいしさを生むのです。
橋市商店では氷締めする瞬間まで生きたままの鮮度抜群のしらすを、港につくなり釜へと運びこみます。創業からもうすぐ100年。祖父の代から変わらぬ製法を守りつつ、気候条件に合わせて塩加減を調整しながら炊き上げます。新鮮なしらすの「ぬめり」は炊いた時にモコモコと泡立ちます。大量に泡立つほどに、その鮮度のほどが知れるというわけです。
そうしてできたしらすは、ツヤツヤでぷりっぷり、何より甘みが全く違います。
非効率な漁法による鮮度から生まれる圧倒的な旨味。ぜひ一度ご賞味ください。
2,300円(税込)
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